認知症徘徊コラム

雨の日でも安心。認知症見守りGPSの「防水性能」と選び方を解説!

「雨の日に徘徊してしまったら、GPSはちゃんと使える?」
「間違えて洗濯機で洗ってしまった!サポート体制は?」

など、認知症のご家族を見守る方は様々な疑問が出てきます。
認知症の方は、天候や服の濡れに気付かないまま出かけてしまうこともあります。
そんなときに頼りになるのが、防水性能を備えたGPS端末。

しかし「防水」といっても性能はさまざまです。
中には雨や汗だけで壊れてしまう機器もあり、使用するにあたって防水性能はチェックしたいところです。
この記事では、防水性能の見方や注意点、さらにGPS端末を選ぶ際のチェックポイントを詳しく解説しています。
よかったら最後までご覧になり、GPSを選ぶ際の参考にしてみてください。

1.防水性能は「IPX等級」でチェック

GPS端末の防水性能は「IPX等級」という国際基準で表されます。
「IP〇〇(数字)」のように記載されているのを見たことはありませんか?

● 数字1桁目(防塵性能):0〜6で表示。数字が大きいほどホコリに強い。
● 数字2桁目(防水性能):0〜8で表示。数字が大きいほど水に強い。

たとえば「IP68」は、
● 6 → 粉塵が入らない「完全防塵」
● 8 → 継続的な水没にも耐えられる「高い防水」
を意味します。

2.「IP」と「IPX」の違い

防水性能を表す言葉「IP」と「IPX」について簡単に解説します。

● IP
例えば「IP68」は「6は防塵、8は防水」と両方の機能を意味しています。
これが
「IP6X」になると防塵等級のみ
「IPX8」になると防水等級のみ
を意味することになります。

● IPX
上記で「IPX〇」は防水等級のみを表すと説明しました。
そのため、防水機能をみるのであれば「IP〇〇(数字)」か「IPX〇」の表記をみると防水レベルの目安になります。

3.防水等級の目安

等級 耐水レベル 想定環境
IPX0 保護なし 水回りでの使用は向かない
IPX1 鉛直方向の水滴は影響なし 汗などの水滴であれば問題ない
IPX2 鉛直左右15度以内からの水滴は影響なし ジムで使用など極端に濡れないなら可。なるべく濡らさないように
IPX3 生活防水(防雨型) 小雨程度なら問題なし。日常生活する上で最低限欲しい等級。
IPX4 生活防水(防まつ型) 雨や水しぶきに対応。日常生活なら十分な等級。
IPX5 防噴流 豪雨やシャワーに耐える。屋外やお風呂ならこの等級以上が望ましい。
IPX6 耐水型 上記と同じ。強い直接噴流による影響を受けない。
IPX7 一時的な水没(防浸型) 水深1mで30分。雨の中やお風呂場での使用も安心。
IPX8 継続的な水没(水中型) メーカー定義条件で水中使用可

当社の端末は 「IP68」で、雨や水たまりでも安心してお使いいただけます。

4.「防水=万能」ではない

防水性能が高いからといって、すべての環境で使えるわけではありません。
特に以下のケースは要注意です。

洗濯機に入れてしまう:強い水流や洗剤が原因で故障します。
長時間の水中放置:規格以上の条件では内部に水が入る可能性があります。
高温多湿の環境:お風呂やサウナは想定外で、内部パーツにダメージが出ることがあります。

実際に「ポケットに入れたまま洗濯してしまい、故障して有償交換になった」という事例もあります。

5.認知症高齢者の見守りに防水性能が大切な理由

認知症の方は、雨や服の濡れを気にせず行動してしまうことがあります。

● 雨に気付かず外出してしまう
● 服が濡れても気にしない
● 水たまりに入ってしまう
● 傘やカッパを使わない

こうしたこともあるため、IPX5以上の防水性能があるGPS端末を選ぶことが望ましいです。
突然の豪雨でも、端末が壊れずに位置情報を発信し続けることが、早期発見においても大切になってきます。

6.防水性能が不十分な場合のリスク

防水性能が低い端末を選ぶと、次のようなトラブルが起こる可能性があります。

● 位置情報が送信されなくなる
● 内部がショートしてバッテリーが劣化
● 完全に故障して見守りができなくなる

「いざという時に居場所が分からない」という事態を避けるため、防水性能は欠かせません。

7.防水GPSの取り扱いポイント

性能を長く保つためには、日常での扱いも重要です。

● 濡らしてしまったら水分を拭き取る
● 洗濯前に必ずポケットを確認する
● お風呂やサウナでは使わない
● 長期保管は乾燥した場所で

など、ちょっとした心がけで、GPS端末を長持ちさせることができます。

8.GPS端末を選ぶときのチェックポイント

防水性能だけでなく、日常で安心して使えるかどうかも確認しましょう。
ここでは、特に重要なポイントを詳しく解説します。

1. IPX5以上の防水等級があるか

急な雨や水しぶきでも、位置情報を途切れさせず送信できるかどうかを確認しましょう。
例えばIPX5以上なら、傘をささずに外出しても耐えられる設計になっています。
雨で濡れた服のポケットや、靴に装着した状態でも情報が届く端末なら、より安心です。

2. 靴や衣類に装着しても問題ない設計か

ポケットや靴に入れても、内部に水が入りにくい構造かをチェックします。
特に認知症の方は濡れたままの服や靴で外出してしまうこともあります。
装着方法や形状が工夫されている端末なら、水濡れや衝撃のリスクを減らせます。

3. 故障時の交換保証があるか

万が一、雨や水濡れ、うっかり洗濯などで故障した場合、交換保証があると安心です。
保証内容の例としては

● 期間内無料交換:購入またはレンタル開始から〇か月以内に故障した場合、無償で交換
● 有償交換対応:保証期間を過ぎた場合でも、割引価格で交換可能
● 故障原因のサポート:自己判断では対応できない故障でも、メーカーが原因を判定してくれる

こうした保証が整っていると、突然の故障でも迅速に対応でき、見守りが途切れる心配が減ります。

4. 雨・湿気・汗など日常環境に耐えるか

梅雨や汗で濡れやすい環境でも問題なく使える端末か確認したいです。
屋外活動や軽い水遊びなど、日常のさまざまな状況に耐えられる設計であることが大切です。

5. サポート体制は整っているか

使い方が分からない場合やトラブルがあった場合、すぐ相談できる体制があるかどうかも重要です。
具体例としては

● 電話サポート:オペレーターが直接対応、操作方法やトラブルの解決をサポート
● チャットサポート:スマホやパソコンから簡単に問い合わせ可能、夜間や休日でも対応できる場合もある
● オンラインマニュアル・FAQ:すぐ確認できる説明書やよくある質問ページで自己解決も可能

このように、端末自体の性能だけでなく、困ったときに頼れるサポート体制も選ぶ際の重要な判断基準になるのではないでしょうか。
特に認知症の見守りは、急なトラブルにも素早く対応できる安心感がポイントです。

9.まとめ

認知症の方の見守りに使うGPSは、防水性能の高さだけでなく、日常での扱いやすさやサポート体制もみておきたいところ。

● IPX5以上の防水性能があれば、雨や水たまりでも安心
● 故障時の保証があればで、万が一のトラブルにも迅速対応
● サポート体制が整っていれば、操作やトラブルも安心

防水性能は「雨に濡れても大丈夫」というだけでなく、徘徊や外出など日常で起こるさまざまな状況にも耐えられるかどうかも見ておきたい部分です。
防水性能とサポートの両方が揃ったGPSを選ぶことで、万が一の雨の日の徘徊や突然の水濡れでも安心して見守りができます。
性能とサポート体制をしっかり確認して、信頼できるGPS端末を選びましょう。

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執筆:腰塚 侑香里(介護福祉士)
介護福祉士としてデイケアで働きながら、介護職の楽しさを発信するためWEBライターとしても活動中。読みやすく分かりやすい文章を目指して頑張っています!

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