認知症徘徊コラム

認知症徘徊でよくある疑問…「GPS見守り」って本当に意味がある

 高齢のご家族が認知症と診断され「外に出て行ってしまったらどうしよう…」と不安に感じたことはありませんか?

 認知症患者による「徘徊」に悩むご家庭は多くあり、発見が遅れると事件に巻き込まれたり、事故や行方不明といった深刻な事態につながることがあります。

こうした背景から、近年ではGPS機器を使った徘徊の見守りに注目が集まっています。

しかし、導入を検討されているご家族はGPSに関して、多くの疑問や不安などがあるでしょう。

● 本人が嫌がるかも…
● 電池はどのくらいもつの?
● 沖縄や北海道でも使える?
● 海外で使いたいんだけど…
● ドコモじゃなきゃ使えない?

など、実際にご質問をいただくこともあります。

本記事では、上記のようなよくある疑問や不安などにお答えしています。
導入を迷っているご家族の参考になれば幸いです。

1.よくある疑問

① GPSって本当に役に立つの?

 回答:発見までの時間を大幅に短縮できる点で、非常に有効

 実際にGPS端末を使っていたことで、徘徊に気づいてから短時間で発見できた事例は多数あります。
「迷子になった」「知らない場所に行ってしまった」といった場面でも、スマートフォンやパソコンから位置を確認し、すぐに現地へ向かうことが可能です。

万が一の時に、捜索時間を短縮し、事故やトラブルを防ぐという意味でGPSは大きな役割を果たします。

② どこまで追跡できるの?

 回答:日本国内であれば位置情報の追跡が可能

 弊社のGPS端末は、NTTドコモのLTE回線を利用したサービスです。
そのため、ドコモの通信エリア内であれば、日本全国(離島や山中も含む)ほとんどの地域でGPS追跡が可能です。

GPSの電波を受信しづらい屋内や高層ビル群、高圧線、密集した樹木の近く等の場所は、実際の位置とは大きな誤差が生じる場合があります。

 また、過去の徘徊事例やお客様の声を参考に、地下鉄や山中・湖上・高速道路上・駅・川沿いなど、様々な環境や状況下で測定精度の検証をし、測位した位置情報がどう表示されるかなどの「徘徊演習」を行い、結果をブログで公開しています。

気になる方は「徘徊演習に関する記事一覧」よりご覧ください。

③ 本人が嫌がった時は?

 回答:無理に持たせようとしない

 外出時にGPS端末を持ち出していただくには「工夫」が不可欠です。
しかし、GPSで見られていることに「見張られているようで嫌だ」など否定的に感じ、持つことを嫌がってしまう方もいます。
ご本人が嫌がっていたら、無理に持たせようとしないことが大切です。

④ 外出時持ち歩いてくれない…

 回答:普段の持ち物にさりげなく取り入れるのがポイント

③で書きましたが、否定的に感じ、持つことを嫌がってしまうケースもよくあります。

 弊社では、GPSを入れる専用シューズや専用お守り、専用ソフトケースもオプションでご用意しています。
GPS端末を日常生活に自然に取り入れていただくことが可能です。

また、弊社のGPS端末の仕様は
● 重さが100円玉約5枚(約25g)
● 軽量でコンパクト

持ち歩きやすさは、毎日使ってもらう上で大切なポイントになります。

たとえば
● お出かけ用のかばんの中に入れておく
● 杖など普段の持ち物につける
● 専用の靴にGPS端末を入れる

など、普段の生活に取り入れやすいことが可能で、忘れにくく嫌がられにくい工夫が効果的となります。

こちらの記事では、専用のお守りでの持ち出し策について紹介していますのでよかったらご覧ください。

⑤ 電池はどれくらい持つ?充電の頻度は?

 回答:弊社の端末は3日に1回程度の充電が必要です。

    【参考】10分毎の自動計測の場合・・・約3日半程度。

 GPS端末は、1日に数回〜数十回の位置情報を送信する仕組みです。
(※エリア設定をしている場合、振動を検知すると2分おきに位置測位をします。)ご利用状況や電波状況、設定により充電の持ちは変わってきます。生活スタイルに合った設定をすることで充電間隔を伸ばすこともできますのでご相談ください。※エリア設定:生活範囲からの出入りを通知する設定

 また電池残量を端末のLEDライトの色で確認したり、登録したメールアドレスに通知したりと残量を確認できる機能があるため、突然のバッテリー切れを防ぐことができます。

⑥ 介護保険で利用できる?

 回答:GPS端末は介護保険適用外

 介護保険で使える対象種目に「認知症老人徘徊感知器」とありますが、こちらは自宅内で使用するものに限られており、当社のGPS機器は、自宅外での利用が目的とされているため、介護保険は適用されません。

 介護保険適用外のメリットは「要介護認定」が不要のため、誰でも利用できるという点です。
また、介護保険を利用するより手続きが比較的簡単で、すぐに使えるメリットがあります。
例えば弊社の場合、決済確認後1~3営業日以内に発送しています。
(コンビニ支払いの場合は、お支払いを弊社にて確認後に発送)

すぐにご利用できるよう、お申し込みから3日〜7日以内にはお手元に届く様に手配をしています。

 基本的に保険外は費用が全額自己負担になりますが、自治体によっては補助制度があり、自己負担を軽減させて利用することもできます。

 見守り支援の一環として補助が出ることがあるため、お住まいの市区町村に確認してみるとよいでしょう。

⑦ ドコモじゃないと使えない?

 回答:通信キャリア関係なく利用できる

「ドコモではないけど使える?」など通信キャリアについてのご質問もよくあります。
弊社のGPS端末は、NTTドコモからの基地局の情報を用いますが、携帯電話・スマホの機種、通信キャリアは関係なく利用ができます。

また、位置情報は独自アプリやパソコン・スマホからいつでも見ることが可能です。

⑧ 海外旅行で使える?

 回答:海外は使えないが日本国内なら使える

「実家が沖縄なんですが、大丈夫?」
「北海道の山奥だけど…」
「海外旅行に連れて行く予定で、現地でも使えたら」
こういった疑問もあります。

国内(沖縄・北海道を含む)であれば問題なく利用できますが、ドコモ回線利用のため海外では使用はできません。

2.弊社のGPSプランについて

 当社のGPS見守りサービスでは、「レンタルプラン」と「購入プラン」の2種類をご用意しています。
初期費用不要、月単位での契約、位置検索無制限で「使えるかわからない」等に対応できるようにしています。

「まずは短い期間だけ試してみたい」
「長期的に使いたい」

など、状況やご家族のご希望に応じて選べると良いですね。

 大切なご家族の“いざという時”に備える選択肢として、GPSの見守りを活用いただければ幸いです。

3.まとめ

 認知症の方の「徘徊」は、完全に防ぐことは難しいですが「いなくなったときの迅速な対応」に繋がります。
しかし、すべての方・すべての場面に完璧に対応できるわけではありません。

だからこそ「できること・できないこと」を理解したうえで、徘徊対策の選択肢の一つとして考える方が良いのではないかと思います。

 GPSの見守りサービスは“もしも”の備えとして大きな力を発揮し「ご本人の安全」や「ご家族の安心」につながる一助となれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

参考
認知症徘徊GPSセンター よくある質問
初めての方
 

https://www.ninchisho-haikai-gps.com/gps_rn/wp-content/themes/cure_tcd082/img/common/no_avatar.png

執筆:腰塚 侑香里(介護福祉士)
介護福祉士としてデイケアで働きながら、介護職の楽しさを発信するためWEBライターとしても活動中。読みやすく分かりやすい文章を目指して頑張っています!

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